“ちぶみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
千文100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貧苦の中にありて「机に千文ちぶみ八百文やおぶみうずたかく載せ」たりという一事はこれを証して余りあるべし。その敬神尊王そんのうの主義を現したる歌の中に
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
若しこの千文ちぶみという者が作ったとすると、東歌なども東国の人々によって作られたことが分かり、興味もまた深いわけである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
一人の弟なる千文ちぶみや近く仕ふる人々がこもごも且つ慰め且つ諫めて打嘆くにも、只人々の諫めに從はんと思ふの心切なれども、吾心は吾諫めをすら背くすべなさと答ふるのみである。
古代之少女 (旧字旧仮名) / 伊藤左千夫(著)