“だいふくもち”の漢字の書き方と例文
語句割合
大福餅100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赤飯に支那蕎麦、大福餅だいふくもちにうどん、そんな拾銭で食べられそうなものを楽しみに空想して、私は二枚の拾銭白銅をチリンと耳もとで鳴らしてみた。
清貧の書 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
その頃その木蔭こかげなる土手下の路傍みちばたに井戸があって夏冬ともに甘酒あまざけ大福餅だいふくもち稲荷鮓いなりずし飴湯あめゆなんぞ売るものがめいめい荷をおろして往来ゆききの人の休むのを待っていた。
「家なんか建たなくたつて構やしませんよ。これ丈けありや大福餅だいふくもちを買つても、隨分出がありますぜ」