“たけしげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
武重75.0%
雄重25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元弘の忠臣菊池武時たけときが、賊将少弐大友しょうにおおともの軍に包囲されて、最期の孤塁から家郷の妻を思い、一子武重たけしげに歌をたくして、母のもとはしらせたというその辞世じせいを——いまの自分に思いあわせて
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一宮城主の関成政しげまさ、竹鼻城主の不破広綱ふわひろつな、黒田城主の沢井雄重たけしげ、岩崎城主の丹羽氏次うじつぐ、加賀ノ井城主の加賀野井重宗、小折城主の生駒家長などの諸臣の人質を一せいに長島へ収めて、自身は
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
城主の沢井左衛門雄重たけしげのまわりは、つねに甲冑の人々でつつまれていた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここに、木曾川近くの、戦略的要地に、沢井左衛門雄重たけしげというのがあり、尾張領への間道をやくす黒田ノ城をあずかっているが、それだけに北畠中将(信雄)がたのみとしていることはいうまでもない。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)