“たかどて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
高土堤50.0%
高堤50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鉄道線路の高土堤たかどてが町はずれの畑の中を走っていた。さながら町の北側に立ち回した緑色の屏風びょうぶだった。長い緑の土堤には晩春の陽光がいっぱいに当たっていた。その下は土を取った赭土あかつちの窪地。
汽笛 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
向うに見えるは大平山おおひらさんに佐野の山続きで、此方こちら都賀村つがむら甲村こうむら高堤たかどてで、此の辺は何方どちらを見ても一円沼ばかり、其の間にはよしあしの枯葉が茂り、誠に物淋しい処でございます。