“たかたけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
高崧50.0%
高嶽50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後に聞けば、藤堂家の夫人だそうであった。藤堂家の下屋敷は両国橋詰にあって、当時の主人は高猷たかゆき、夫人は一族高崧たかたけじょであったはずである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
奥方は藤堂主殿頭とものかみ高崧たかたけむすめである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
高嶽たかたけ絶頂いただきは噴火口から吐き出す水蒸気が凝って白くなっていたがそのほかは満山ほとんど雪を見ないで、ただ枯れ草白く風にそよぎ
忘れえぬ人々 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
天地寥廓りょうかく、しかも足もとではすさまじい響きをして白煙濛々もうもうと立ちのぼりまっすぐに空をき急に折れて高嶽たかたけかすめ天の一方に消えてしまう。
忘れえぬ人々 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)