“それのひ”の漢字の書き方と例文
語句割合
某日100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十一月某日それのひ、自分は朝から書斎にこもって書見をしていた。その書はウォーズウォルス詩集である、この詩集一冊は自分に取りて容易ならぬ関係があるので。
小春 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
明治四十年の九月某日それのひ、媒妁夫妻は小婢こおんなと三人がかりで草屋の六畳二室をきよめ、赤、白、鼠、婢のものまで借りて、あらん限りの毛布を敷きつめた。家のまわりもひとわたりいた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
さて十一月某日それのひ、自分は朝から書斎にこもって書見をしていた、とあらためて書き出す。
小春 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)