“ぼうじつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
某日100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
周の昭王の四十年うるう十二月某日ぼうじつ。夕方近くになって子路の家にあわただしく跳び込んで来た使があった。孔家の老・欒寧らんねいの所からである。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
某日ぼうじつ、太陽が湖心の眞上を過ぎてから西岸の山毛欅ぶなの大樹の梢にかかる迄の間に、三度以上雷鳴が轟いたなら、シャクは、翌日、祖先傳來のしきたりに從つて處分されるであらう。
狐憑 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
某日ぼうじつ、太陽が湖心の真上を過ぎてから西岸の山毛欅ぶなの大樹のこずえにかかるまでの間に、三度以上雷鳴が轟いたなら、シャクは、翌日、祖先伝来のしきたりに従って処分されるであろう。
狐憑 (新字新仮名) / 中島敦(著)