“そうもえぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
惣萌黄50.0%
総萌黄50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
菊の御紋のついた深紅色のにしき御旗みはたの続くさかんな行列を想像し、惣萌黄そうもえぎ股引ももひきを着けた諸士に取り巻かれながらそれらの御旗を静かに翻し行く力士らの光景を想像した。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
光秀は白地銀襴ぎんらんの陣羽織に黒革くろかわの具足をまとっていた。おどしの糸は総萌黄そうもえぎであった。太刀もく、良い鞍をすえていた。常の彼よりはこの日の彼は非常に若々しく見られた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)