“ぜんだいみもん”の漢字の書き方と例文
語句割合
前代未聞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
苟も身一門の末葉につらなれば、公卿華胄の公達きんだちも敢えて肩を竝ぶる者なく、前代未聞ぜんだいみもんの榮華は、天下の耳目を驚かせり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
長曾根入道興里虎徹ながそねにゅうどうおきさとこてつの一刀をふるい、三十余人を右と左に斬って落した前代未聞ぜんだいみもんの大騒動、池田屋の顛末てんまつが詳しくわかる
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そもそも富士男君の寛仁大度かんじんたいど、ゴルドン君の慎重熟慮しんちょうじゅくりょ、ドノバン君の勇邁不屈ゆうまいふくつ、その他諸君の沈毅ちんきにして明知めいちなる、じつに前代未聞ぜんだいみもん俊髦しゅんぼうであります。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)