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ぜんじん
ふりがな文庫
“ぜんじん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
前人
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前人
(逆引き)
古玩は
前人
(
ぜんじん
)
の作品なり。前人の作品を愛するは
必
(
かならず
)
しも容易の
業
(
わざ
)
にあらず。われは
室生犀星
(
むろふさいせい
)
の陶器を愛するを見、その愛を共にするに一年有半を要したり。
わが家の古玩
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
余が博士を辞する時に、これら
前人
(
ぜんじん
)
の先例は、
毫
(
ごう
)
も余が
脳裏
(
のうり
)
に
閃
(
ひら
)
めかなかったからである。——余が決断を促がす動機の一部分をも形づくらなかったからである。
博士問題とマードック先生と余
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
己
(
おの
)
れはしかじかの事を、しかじかに
観
(
み
)
、しかじかに感じたり、その
観方
(
みかた
)
も感じ方も、
前人
(
ぜんじん
)
の
籬下
(
りか
)
に立ちて、古来の伝説に支配せられたるにあらず、しかももっとも正しくして
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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