“ぜんけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
禅家100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
禅家ぜんけの修行などは、もっと直接にそのことに向けられているのではないか。
花も刀も (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
喇嘛教らまきょうには二種あって、一を黄教といい、他を紅教といい、その衣服をもって区別するのである。黄教は道徳を講じ、因果を明らかにし、かの禅家ぜんけと派をことにして源を同じゅうするものである。
だから主人がこの文章を尊敬する唯一の理由は、道家どうけで道徳経を尊敬し、儒家じゅか易経えききょうを尊敬し、禅家ぜんけ臨済録りんざいろくを尊敬すると一般で全く分らんからである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)