“せんおん”の漢字の書き方と例文
語句割合
顫音100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頭から出る声を張り上げ、鼻にかかった打ちおろすようなおごそかな鋭い調子になり、顫音せんおんや鈍重な音を出し、羽ばたきのような震えがちの広い大きな身振りをした。
タルティーニ(Giuseppe Tartini 1692—1770)のヴァイオリン・ソナタ「悪魔の顫音せんおん」はその——作曲者タルティーニが悪魔に魂を売った代償だいしょうとして一曲の楽想を
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
男が近づくと鈴の音も近づき、男が遠くなると鈴の音も遠くなり、男が急な動作をするとそれにつれて顫音せんおんが聞こえ、男が立ち止まると鈴の音もやんだ。明らかに鈴はその男についてるらしかった。