“せきりよう”の漢字の書き方と例文
語句割合
寂寥100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(前略)妖火静まつて後を見れば、寂寥せきりようとして一物無く、家屋広園悉く潰え、白骨塁々雑草離々人語鳥声聞ゆるもの無し。而て白骨は彼の家人、即ち妾婢幼児なりき。
高島異誌 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
物鬱ものうつとして、寂寥せきりようのきはみを尽すをりしもあれ
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
夕日の国は野も山も、その「平安」や「寂寥せきりよう」の
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
高樫たかがし寂寥せきりようの森の小路よ。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)