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せいもんじん
ふりがな文庫
“せいもんじん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
誓文神
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誓文神
(逆引き)
お
米
(
よね
)
が、綱倉へかどわかされてきた晩——。彼は、番士の手槍を引っぱずして一太刀に斬ッて捨てて、もとの
誓文神
(
せいもんじん
)
の抜け穴から姿を隠した。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
六軒家の
梟林
(
ふくろばやし
)
に、荒れはてた
誓文神
(
せいもんじん
)
の
祠
(
ほこら
)
がある。この辺一帯、梟や渡り鳥の巣をかけるのが多く、冬になると
綿屑
(
わたくず
)
のようなものがどの
梢
(
こずえ
)
にも
絡
(
から
)
まって見えるそうな。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかし、綱倉から例の
誓文神
(
せいもんじん
)
の
祠
(
ほこら
)
へ出る抜け道までは、さほど遠くなく、充分地の理も
見究
(
みきわ
)
めてあるので、やや
窪地
(
くぼち
)
になった
藪
(
やぶ
)
の中へザッ——と姿を隠してしまった。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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