“ずきょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
誦経100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は翌朝、父に表の病気の一日も早く全快するように誦経ずきょうしてくれるよう頼んだ。父は、法衣ころもを肩にまきつけながら
性に眼覚める頃 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
豪食、十二日にいたり、梵士教法に従い誦経ずきょうして雌雄猴を婚せしめたと出づるも、王夫妻の相愛または猴にあやかって子を産むようの祈願から出たのであろう。
戦死者があると、いつも、もと坊主だった一人の兵卒が誦経ずきょうをした。その兵卒は林の中へもやって行った。
氷河 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)