“すゞかぜ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
涼風85.7%
又涼風14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
與助 (なんだか氣の毒さうに。)朝晩はめつきりと涼風すゞかぜが立つて來ました。
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
神を祈らば、あのマリウチアの腐女くさりをんなが、そちにも我にも難儀を掛けたるを訴へて、毒にあたり、惡瘡を發するやうに呪へかし。おとなしく寐よ。小窓をば開けておくべし。涼風すゞかぜ夕餉ゆふげの半といふ諺あり。
外套着ずして汐風を受け、直ちに火山の熱さに逢ひ、歸るさの車にて又涼風すゞかぜに觸れし故にや。公子。アントニオも早や技藝家の自重といふことを覺えたりと見えたり。