“すずみば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
涼場66.7%
納凉場33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ホテルの涼場すずみばの下を通って、稲瀬いなせ川のそばまで行くと、別荘の屋根が見える。そこまで行って、女達は砂の上に腰を下した。
九月一日 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
このいまこしらへて居る涼場すずみば仕挙度しあげたさうだから、けふはうちに居るとしたらよからう、それにけふは連れて行つて都合のよくないこともあるから、尤も大した用事なら格別だが。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
崖っぷちに、夏は納凉場すずみばになる葦簀張よしずばりの広い縁台があり、そのそばに小さな茶店が出ている。
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)