“すさきちょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
須崎町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向島須崎町すさきちょうと、段々品の悪い所へ移って行って、最後の須崎町などはバラック同然の、工場こうばと工場にはさまれたきたならしい一軒建ちの借家であったが、彼はそこを数ヶ月の前家賃で借り受け
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
わたくしは幼い時向島むこうじま小梅村に住んでいた。はじめの家は今須崎町すさきちょうになり、のちの家は今小梅町になっている。そののちの家から土手へくには、いつも常泉寺の裏から水戸邸みとやしきの北のはずれに出た。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)