“すいこでん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水滸伝97.0%
酔虎伝3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
筆を『水滸伝すいこでん』の人物その他の方面に転じたりといへども、今日こんにちの批評眼を以てこれを見ればこは彼に取りてはかへつて幸福なりしなり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ねえ、どうしてもこれは水滸伝すいこでんにある図だらう。おもふに、およそ国利をまもり、国権を保つには、国際公法などは実は糸瓜へちまの皮、要は兵力よ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
先日見た「エノケンの酔虎伝すいこでん」でもお客様に出してある菓子を略奪に出て来る男の子がどの俳優よりもいちばん自然で成効しているように思われた。
映画雑感(Ⅲ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)