“じんしゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
神釈50.0%
人爵50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわゆる神釈じんしゃくの句の中でも、人が尊重していた遁世とんせいの味、たとえば「道心どうしんの起りは花のつぼむ時」といったような、髪をる前後の複雑した感覚
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
これに反して第三のいわゆる神釈じんしゃくの方面においては、かたのごとき達筆雄弁の人たちが、さしも数多く輩出しているにかかわらず、なお彼らの書きもらし言い残した小さな光景が
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
たとえば『冬の日』の中で人のよく知っているいわゆる神釈じんしゃく附句つけく
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
僕は自分の感情をいつわって書いてはいない。よく読んで見給え。僕の位は天位なのだ。君のは人爵じんしゃくに過ぎぬ。許す、なんて芝居の台詞せりふがかった言葉は、君みたいの人は、僕に向って使えないのだよ。
虚構の春 (新字新仮名) / 太宰治(著)