“じゅずつな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
珠数繋60.0%
数珠繋20.0%
珠数継20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乗ってる者は残らず珠数繋じゅずつなぎにされて、向うの政府の猟船が出張って来るまで、そこの土人へ一同お預けさ
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
猛烈に暴れるのを縛って、続いて江崎屋の清五郎を、それから——年増芸者のおりんとお袖とを、四人数珠繋じゅずつなぎにして、その朝のうちに送ってしまったのです。
擂鉢のふちに当る、四周の山の頂から、滑かな花の斜面を伝って、雪白せっぱくの肉塊が、団子だんごの様に珠数継じゅずつなぎにころがり落ちて、その底にたたえられた浴槽の中へしぶきを立てていることでした。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)