珠数継じゅずつな)” の例文
擂鉢のふちに当る、四周の山の頂から、滑かな花の斜面を伝って、雪白せっぱくの肉塊が、団子だんごの様に珠数継じゅずつなぎにころがり落ちて、その底にたたえられた浴槽の中へしぶきを立てていることでした。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)