“じゅえき”の漢字の書き方と例文
語句割合
樹液100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やなぎの木の中でもかばの木でも、またかれくさの地下茎ちかけいでも、月光いろのあま樹液じゅえきがちらちらゆれだし
イーハトーボ農学校の春 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
五郎は今流木の傍に投げ捨てたサイダー瓶を拾い、ついでに流木の枝を折り取ろうとしたが、樹液じゅえきをうしなった枝はしなうばかりで、幹から離れようとしない。そこらを捜して、細長い石を拾う。
幻化 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
そこでめくらぶどうの青じろい樹液じゅえきは、はげしくはげしくなみうちました。
めくらぶどうと虹 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
やなぎの木でもかばの木でも、燐光りんこう樹液じゅえきがいっぱいみゃくをうっています。
イーハトーボ農学校の春 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)