“じゅうじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
充牣40.0%
柔靭20.0%
獣人20.0%
縦陣20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人生上芸術上、ともに一種の因果によって、西洋に発展した歴史の断面を、輪廓にして舶載はくさいした品物である。吾人がこの輪廓の中味を充牣じゅうじんするために生きているのでない事はあきらかである。
イズムの功過 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
野性に圧された重たい麻衣の上に少しばかりの柔靭じゅうじんさが加わったとすれば、あの不思議な縫糸と自然な運針とを仔細しさいにあらためて見ねばならない。
大都会の真中にこんな恐ろしい獣人じゅうじん出没しゅつぼつするとは有り得ることだろうか。一郎は自分の眼を疑った。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
艦艇隊の方は、それよりずっと遅れること十キロメートル、旗艦を中央に、そのまわりを各艦艇がぐるっと囲んで、五列の縦陣じゅうじんをつくり、全速力でもってすすんでいました。
怪塔王 (新字新仮名) / 海野十三(著)