“じやくめつゐらく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寂滅為楽50.0%
寂滅爲樂50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「安国寺さん」は式をすませたのち、本堂の前に並んだ僕等に寂滅為楽じやくめつゐらくの法を説かれた。「北邙山頭ほくばうさんとう一片いつぺんの煙となり、」——僕は度たび「安国寺さん」のそんなことを言はれたのを覚えてゐる。
二人の友 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
念佛まをせば極樂へ——處生苦しよせいくあきらめて、念願は一日も早く彌陀みだ淨土じやうどへ引き取つてもらひたいといふのが念佛衆ねんぶつしゆであるなら、穢土厭離ゑどおんり寂滅爲樂じやくめつゐらくの思想は現世否定である。