“じぶんどき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
時分時87.5%
食事時12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暫くすると、忠成はひよつくり其処そこへ顔を出した。ちやう時分時じぶんどきなので黙つてそこにあつた弁当箱を取り上げた。
時分時じぶんどきではあり、何もないけれど、お光さんの好きなうなぎでもそう言うからと、親子してしきりに留めたが、俥は待たせてあるし、家の病人も気にかかるというので
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
食事時じぶんどきになつて、客に酒を出したり、飯を進めたりしても、自分は父と客とのかたはらを動かなかつた。父は客に出した肴を自分にも手鹽皿へ取り分けて呉れて、むしや/\と喰べることを許した。
父の婚礼 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)