“じっぽう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
十方75.0%
実報25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十方じっぽう遍満へんまんした俊寛どもが、皆ただ一人流されたように、泣きつわめきつしていると思えば、涙のうちにも笑わずにはいられぬ。有王。三界一心さんがいいっしんと知った上は、何よりもまず笑う事を学べ。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
不生不滅、実報じっぽう寂光じゃっこうの生き身をかたどり、天皇自ら磨かれたという金銅十六丈の廬遮那仏るしゃなぶつも首が焼け落ちて大地に転がり、身体は熱にけて醜い青銅の堆積とはなった。