“じきさん”の漢字の書き方と例文
語句割合
直参100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あれは貴様も知っている通り、駒井甚三郎の寵物かこいものだ、駒井は甲州勤番支配で三千石の芙蓉間詰ふようのまづめの直参じきさんだが、ここへ持ち出したのは大諸侯だ」
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それよりも、おぬしはもっと仏陀ぶっだ直参じきさんして、倖い、この沢庵をお取次に、真心の底を御仏みほとけに自首してみる心にはなれぬか
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雅楽頭うたのかみほどの人物が、兵部宗勝などを近づけ、兵部の子に自分の養女をめあわせ、一万石の直参じきさん大名にしたのはなぜか。