“しをしを”の漢字の書き方と例文
語句割合
悄々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
カバンをぶら下げて、悄々しをしをともとのバスの待合所へ歸つて來たら、どういふものか急に東京へそのまゝ引き返したくなつた。
伊香保 (旧字旧仮名) / 寺田寅彦(著)
私は紙に包んだ紅白の餅と麦煎餅を、両手で胸に抱いて、悄々しをしをと其処を出て来たが、昇降口まで来ると、唯もう無暗に悲しくなつて、泣きたくなつて了つた。
二筋の血 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)