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しろかなきん
ふりがな文庫
“しろかなきん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
白金巾
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白金巾
(逆引き)
何故か髪を
断
(
き
)
りて男の姿を学び、
白金巾
(
しろかなきん
)
の
兵児帯
(
へこおび
)
太く巻きつけて、
一見
(
いっけん
)
田舎の百姓息子の如く
扮装
(
いでた
)
ちたるが、重井を頼りて上京し、是非とも
景山
(
かげやま
)
の弟子にならんとの願いなれば
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
帽子をかむった人なんか、めったに見ない下町ッ子は、通る人がみんな
白金巾
(
しろかなきん
)
の
兵児帯
(
へこおび
)
をしめているのに
溜息
(
ためいき
)
した。夕方は下宿屋の二階三階に、書生さんたちが大勢てすりに腰をかけていた。
旧聞日本橋:15 流れた唾き
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
その下の明るい場所へ椅子をもち出して、ホテル女中のシューラが、
白金巾
(
しろかなきん
)
に
糸抜細工
(
ドローンワーク
)
をやっていた。室を出た伸子は、そばへ行って、手摺にもたれた。シューラは、手を動かしつづけながら
道標
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
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