“しょくぶん”の漢字の書き方と例文
語句割合
職分100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文学だけがそんな窮屈な、そんな卑しい職分しょくぶんに甘んじる必要はない。———己はとうとう、斯う云う意見に到達した。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
しかし、無理をして勉強せよとも、是非ぜひえらくなれとも私たちは決して言わなかった。ただ分相応ぶんそうおうにその道に精進しょうじんすべきは人間の職分しょくぶんとして当然のことであるとだけは言った。
巴里のむす子へ (新字新仮名) / 岡本かの子(著)