“しょうにんてい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
商人体75.0%
商人態25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
行き詰まって金の鯱の鱗を剥がす策略をめぐらしているのか、それとも一区で五銭払うのは馬鹿とろくさいと考えているのか、僕には一寸判断がつき兼ねた。ところへ停留場で又一人の商人体しょうにんていが乗り込んだ。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「前では賑かだな。」と私とならんでいた商人体しょうにんていの男がつぶやいた。老人もハハハハと大きい口を開けて笑った。私もつい微笑せずにはいられなかった。
遠野へ (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
それは、商人態しょうにんていの、四十前後の、男の死骸である。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)