“しゆたく”の漢字の書き方と例文
語句割合
手沢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘭軒手沢しゆたくの書には古いものがすこぶる多かつたが、大抵鈔本であつた。それゆゑ当時最古の刊本として明堂鍼灸経めいだうしんきうきやうを推したのであらう。明堂鍼灸経とはいかなる書か。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ユウゴオの手沢しゆたくの存する一卓の上に故人の用ひた鵞筆がひつと銅のインキ壺を始め、友人であつたラマルチン、アレキサンダア・ヂユウマ、ヂヨウヂ・サン三人の筆や墨壺が載せてあつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)