“しゅろちく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
棕梠竹50.0%
棕櫚竹25.0%
椶櫚竹25.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右の方に周囲まわり尺余しゃくよ朱泥しゅでいまがいのはちがあって、鉢のなかには棕梠竹しゅろちくが二三本なびくべき風も受けずに、ひそやかに控えている。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そこでちょっと一息入れ、黒い瞳でしばらく残りの液を見詰めていましたが、今度は全く一息にがぶりと飲んでしまい、ちょっと戸口の方を盗み見るとコップは池の向側の棕梠竹しゅろちくの林の中へ無慈悲に手早く投げ込んでしまいました。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
広間へ戻った波瑠子は、棕櫚竹しゅろちくの鉢植えの陰になっているテーブルのほうへ行った。そこには頬骨ほおぼねの張った血色の悪い、三十前後の背広を着た男がいた。
宝石の序曲 (新字新仮名) / 松本泰(著)
池のまわりは岩組みになって、やせた巻柏まきがしわ椶櫚竹しゅろちくなどが少しあるばかり、そしてすみの平たい岩の上に大きな竜舌蘭りゅうぜつらんの鉢が乗っている。
竜舌蘭 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)