棕櫚竹しゅろちく)” の例文
広間へ戻った波瑠子は、棕櫚竹しゅろちくの鉢植えの陰になっているテーブルのほうへ行った。そこには頬骨ほおぼねの張った血色の悪い、三十前後の背広を着た男がいた。
宝石の序曲 (新字新仮名) / 松本泰(著)