“しぶがき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
渋柿85.7%
渋柹14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その翌朝、雨はれてゐた。からりとした初冬の空が、雨あがりの湿気を吹きはらつてゐた。荒れた狭い庭の柿の木にはしもを置いたやうな小粒な渋柿しぶがきがいくつか実つてゐた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
しかし、一たび、心眼を開いて、因縁の真理に徹し、無我の天地に参ずるならば、いとうべき煩悩ぼんのうもなければ、捨てるべき無明まよいもありませぬ。「渋柿しぶがきの渋がそのまま甘味かな」
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
「これでもやろ」と渋柹しぶがき
どんたく:絵入り小唄集 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)