“しつを”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嫉悪50.0%
疾悪50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嫉悪しつをは果していづれの処より来るか。わたくしは其情を推することの甚かたからざるべきを思ふ。凡そ更新を欲するものは因襲をにくむ。因襲を悪むこと甚しければ、歴史を観ることを厭ふこととなる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
十年の役はいさゝか其目的を達したりと雖、なほ各種の異分子のあひ疾悪しつをするもの政府部内に蟠拠はんきよするあれば、表面は堅固なる組織の如くなれど、其実極めて不安心なる国躰なりと云はざるを得ず。