“しつあう”の漢字の書き方と例文
語句割合
執拗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは言ひやうもなくいぢらしい姿でしたが、平次は日頃にもなく執拗しつあうに、この泣き濡れる娘から、何にか引出さうとしてゐるのでした。
少年はせい/″\十四、五、あまりかしこさうではありませんが、丈夫さうで、執拗しつあうで、頑固らしいところのあるのは、平次の註文通りでした。
三千石の裕福な殿樣が、吹けば飛ぶやうな裏町の小間物屋に加へた壓迫の手は、殘酷で執拗しつあうで惡辣を極めたのでした。