トップ
>
しかんじま
ふりがな文庫
“しかんじま”の漢字の書き方と例文
語句
割合
四貫島
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四貫島
(逆引き)
川口へ下ってゆく、高瀬舟や番所船、十
反帆
(
たんぼ
)
の影などが、ゆるゆると流れてゆく合間に、向う岸の
四貫島
(
しかんじま
)
の森から白い鳥群が粉のように飛び立つのが見えた。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ぶらぶらと太田の間借りをしている
四貫島
(
しかんじま
)
の方へ歩きながら、話というのは外でもないが、と中村は切り出したのであった。——じつは今度、クウトベから同志がひとり帰って来たのだ。
癩
(新字新仮名)
/
島木健作
(著)
三軒家や
四貫島
(
しかんじま
)
や、
天保山
(
てんぽうざん
)
のあたりは、見物がたいへんだった。
葭
(
よし
)
だか人間だかわからないほど両岸に市民が立っている。艦上には、三藩の兵が、
捧
(
ささ
)
げ
銃
(
つつ
)
をして、五卿は
烏帽子
(
えぼし
)
直垂
(
ひたたれ
)
で立っていた。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかんじま(四貫島)の例文をもっと
(3作品)
見る