“しおな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
汐鳴42.9%
潮鳴28.6%
塩孔14.3%
塩舐14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠雷のような汐鳴しおなりの音と、窓を打つ瀟々しょうしょうたる雨の音に、私がぼんやり目を覚ましたのは十時頃だったろうか、コロロホルムの酢のような匂いが、まだ部屋中に流れているようで
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
塩孔しおなの南、とおぼえまする、一丁余りばかり離れて、人家少し途絶え、ばらばら松七八本の其のはずれに、大百姓の古家か、何にせよ屋の棟の割合に高い家
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
久米平内兵衛のやしろあり、因果地蔵又塩舐しおなめ地蔵あり、料理店奥の常盤、岡田、宇治の里、だるまあり、汁粉屋には、金龍山浅草餅あり、梅園あり。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)