“ざれえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
戯画66.7%
戯絵33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大体、そんなような戯画ざれえ楽書らくがきで、ほとんど巻の大半がうずめられていたが、そのうちで兵馬が異様に感じたのは、ただ一つの女文字が所々にはさまれて、それは多くは歌がしたためられている。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
戯画ざれえに描く公卿面にそのままで、いっこうに威儀がなく、気魄薄げな人体であった。冠もつけず、円座のうえに足を組んで坐ると、五音ごいんをはずしたうつろな声で、いきなりこんなことをいった。
奥の海 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「ほんの戯絵ざれえでござりまするわ」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)