“さんじょうがわら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三条河原75.0%
三条磧25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの足利あしかが将軍らの木像の首を三条河原さんじょうがわらさらしたという示威事件に関係して縛にいた先輩師岡正胤もろおかまさたねをはじめ、その他の平田同門の人たちはわずかに厳刑をまぬかれたというにとどまり
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
同志九人、その多くは平田門人あるいは準門人であるが、等持院に安置してある足利尊氏あしかがたかうじ以下、二将軍の木像の首を抜き取って、二十三日の夜にそれを三条河原さんじょうがわらさらしものにしたという。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
粟田山のふもとから、長い雑木林の道がつづく。水をもった落葉を踏んで飽かずに歩むと、やがて、黒い町の屋根が見え、三条磧さんじょうがわらの水明りが眼の前にあった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)