“さるども”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
猿共50.0%
猿輩50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手の長い猿共さるどもが山から山へ、森から森へ遊びあるいて、ある豁川たにがわにくると、何十匹の猿が手をつないで樹の枝からブラ下り、だんだん大きく揺れながら、むこうの崖にとびついて
こんにゃく売り (新字新仮名) / 徳永直(著)
それにおびえて狂いまわる猿輩さるども裂帛れっぱくの叫び……呑気な羊や、とりの類までも眼を醒して、声を限りに啼き立て、めき立てている。その闇黒の騒がしさ……モノスゴサ……。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)