“さびこがたな”の漢字の書き方と例文
語句割合
錆小刀100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
穏和おだやかな声した親仁おやじは、笹葉にかくれて、がけへ半ばしゃがんだが、黒の石持こくもちの羽織に、びらしゃらばかまで、つり革の頑丈に太い、提革鞄さげかばんはすにかけて、柄のない錆小刀さびこがたなで、松の根を掻廻かきまわしていた。