“さしものし”の漢字の書き方と例文
語句割合
指物師100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ひとつ考えてみよう、そうさ、これはずっと昔の話だが、大工だか指物師さしものしだかの職人がいた、女房も子供もあり、たしか母親もあったと聞いたが」
季節のない街 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
指物師さしものしとなかまの人たちは、のふけるまでにぎやかにさわいでいましたが、やがて、みんなはねむりにつきました。わかい職人しょくにん寝床ねどこにはいりました。
「タイメイ」という人は若い指物師さしものしで、やはり東京に何年か出ていたのだが、病気で帰っているという。
石ころ路 (新字新仮名) / 田畑修一郎(著)