“さくわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
茶菓100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その後はたゞ階下でかなでられるピアノかハァプの響きや、召使長や給仕が往來する足音や、茶菓さくわが渡される時のコップや茶碗の響や
自分は海岸通りのホテルに茶菓さくわあぢはつたのち、汽車で東京に帰つた。人家の屋根の上には梅毒の広告が突立つつたつてゐる大きな都会。
海洋の旅 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
借らんと云入いひいれしに座敷は迷惑なりと云ふ心得たりと太華大藏おほくらきやう五十錢札一枚を出すイザ是へと急に座敷に請じて茶菓さくわ
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
彼女は、手づから編物の道具や一二册の本を卓子テエブルから取除けて、リアの運んで來たお盆を置く場處を開けた。それから、茶菓さくわを私にすゝめた。