“さいりょうかく”の漢字の書き方と例文
語句割合
宰領格100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は、その商隊の宰領格さいりょうかくで、奥州栗原郷の吉次という者だった。四十を越えたぐらいな年配で、逞しい商人魂あきんどだましいの持主であった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
身長みのたけ九尺六寸といわれる長人孔子の半分位しかない短矮たんわい愚直者ぐちょくしゃ子羔しこう。年齢から云っても貫禄かんろくから云っても、もちろん子路が彼等の宰領格さいりょうかくである。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
残る穴埋め係の中から、宰領格さいりょうかく結城左京ゆうきさきょうが進み出て
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)