“さいばら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サイバラ
語句割合
催馬楽96.2%
催馬樂3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
万葉集の長歌はしばらく問はず、催馬楽さいばらも、平家物語も、謡曲も、浄瑠璃も韻文ゐんぶんである。そこには必ず幾多の詩形が眠つてゐるのに違ひない。
奥まった寝殿には、催馬楽さいばらの笛やしょうが遠く鳴っていた。時折、女房たちの笑いさざめく声が、いかにも、春の日らしくのどかにもれてくる。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
古い催馬樂さいばらなどに阿行の母音を後へ添へて書いたやうな例があるかと思ふ。
仮名遣意見 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)