“さいばし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
才走80.0%
菜箸20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道江の言葉づかいは、以前に変わらず素直すなおで、すこしも才走さいばしったところがなかった。それが、かつては、次郎に道江を平凡へいぼんな女だと思わせた一つの理由だったが、今はまるでちがった感じだった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
「金之助は才走さいばしつて人間がするどくて、調子がよくて、男が良い」
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
つぎにお菜箸さいばしで食器の中に残っているものをのこらず一つの器にとり、わん茶碗ちゃわん、皿、小皿というように、それぞれに重ねて盆にのせ、流しのそばにはこび
女中訓 (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)