“さいこく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
西国94.4%
西國5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何がまあだ。そこでお前に訊きてえのはほかじゃねえ。あのお武士衆さむれえしゅは一体どこのお屋敷だえ。西国さいこくの衆らしいね」
半七捕物帳:04 湯屋の二階 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「あるとすれば——どこの大名であろう? 無論西国さいこく、一体西国大名は、おりさえあれば風雲に動きやすい。島津か、毛利か。いやことによるともっと意外な……」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三年前まで、西國さいこくのさる大藩に仕へ、福島樣は勘定方、私の兄は御金藏の番人をいたして居りました。